Series60でのTCP/IP
Series60のAPIレベルでは、IPv4とIPv6の双方が使用可能です。また、IP over BluetoothやIrDAなども利用することが可能です。
エミュレータ上のネットワーク設定
エミュレータ上で[tools]→[Preference]→[Ethernet Settings]と選択すると、次のような画面が現れます。また、複数のネットワークカードをもつマシンであれば、一番下に[Select the adapter to use]の項目から使用するネットワークカードを選択して下さい(画面1)。
■ 画面1
基本的には、一番上にある「promiscuous mode」にチェックを入れて、proxyなどの設定を適切に行えば問題ないはずです。
補足:
エミュレータでは仮想ネットワークドライバを利用し、新たなIPを要求します。筆者の失敗談になりますが、普段仕事をしている環境では、DHCPがMac アドレス認証を利用して物理的な無線LANカードにひとつのIPアドレスのみを割り当てるようになっていました。エミュレータの仮想的なネットワークドライバがIPアドレスを要求しますので、どうしても上手く動作しないときは原因のひとつとして疑ってみてください。